学生時代の思い出
2023/06/15 SNSから始まる出会い
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写真は最近撮ったもので全く関係はないのですが
昔住んでいた土地で、通っていた高校までの道すがらに桜並木があったんですよ
ゆるい登り坂なんですが、なにせ結構な距離があったので
投稿時には目覚まし代わりの運動がてら、体に活を入れるのにちょうどよかったんですが
ママチャリだった当時でも帰り道には結構なスピードが出せまして
ちょっとだけ家から遠かったので自転車でその並木道を駆け抜けていたんですが、桜の香りと一緒に花びらが目に入ってきて、一度だけ事故りかけた思い出がありますね
行きはよいよい帰りは恐い、とはよく言ったものですw
ともあれ、桜は出会いと別れの象徴
好きだった子へ卒業式に声すら掛けられずに見送るだけだったシャイな自分を想起し、ちょっぴりビターな気持ちになったりもします。
それでもあの日、友人の力添えで女友達の背中からこっそりと、顔を覗かせて二言三言会話を交わせただけのあの子はとても繊細で頼りなげに見えて
女友達と屈託のない笑顔を綻ばせている姿から、男子である僕らが近づくとすぐに表情を強張らせて、友人の影へと吸い込まれていくあの子の姿は通り雨ひとつで地面に落ちてしまう儚い桜の花と重なってしまうようで。
苦手だった運動も、必死な顔で走り抜けたリレーの後、何人もの走者に追い抜かれて、友達の胸に縋り付きながら悔しそうにしていた小さな彼女に、堂々と大丈夫だよと、男の中では一番先に声を掛けられた友人が羨ましいのと妬ましいので綯い交ぜになった思い出とともに、一緒に励ます機会をくれたことに感謝の気持ちもあって。
ついには卒業証書を両手に握りしめて、友達との別れに涙を溢れさせていた彼女にはとてもじゃないけれど声が掛けられなくて
2年の間、片思いをし続けたあの子はついには後ろ姿すら可憐にみえて、桜の花びらと一緒に溶けて消えてしまった様な錯覚を覚えています。
何処かの小説か本に、「男性の恋は並列保存、女性の恋は上書き保存」と言った文言を見た記憶がありますが、果たしてそうなのでしょうか?
学生以降、女性とは正直ビジネス上のお付き合いばかりしてきた私にはどうしても測りかねるのですが
彼女の中に少年の日の自分はもう影すら残っていないのか、それともそんな男子も居たな、ぐらいには覚えていてくれているのか
そもそも片思いだったから、もう忘れ去られている可能性のほうが高そうですが。
そんなことを思い出しては思考の端に消えていく、長雨のせいですっかり散ってしまった近所の桜並木を眺めた際に、センチメンタルな気分になってしまったのです。
男性の方もそうですが、女性の方はどうなんでしょうかね?
対岸に居る方の気持ちも、僕にもいつか理解できる日がくるのでしょうか
さん
地域: | 富山県 |
職業: | 会社員 |
身長: | 171cm |
体型: | 普通 |
血液型: | A型 |
星座: | 牡羊座 |