老後もひとりで大丈夫?脱シングルのすすめ
2023/06/15 恋愛したい
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今は一生独身で過ごす方も増えました。でも老後にひとりは辛いというのが現実。その誰もが抱える「老後の不安」を克服し、楽しい老後を過ごす為に「今から出来る事」を5つ紹介します。老後についてしっかり考えている方、今はまだ何も考えていないという方も老後の人生を楽しく過ごしたいと思っているのなら必見ですよ。
日本は晩婚化が進んでいますし、結婚せず一生独身でいたいと思う人も増加傾向にあります。
結婚して家事や家族にしばられたくない。自分で稼いだお金は子供や家族のためではなく、自分のために使いたいと思う人も増えているようです。
結婚したくない、一生ひとりがいいと思うならそれでいいでしょう。
でも結婚したくても結婚できないという人が数おおく存在するのも事実。
老後をひとりで過ごしたいと思っていなかったのにひとりで過ごす事になってしまった場合、さまざまな問題が起こってきますよね。
老後はパートナーと一緒に過ごしたいと思っている方、ひとりで過ごしたいと思っている方もぜひ参考になさってください。
目次
老後にひとりで生きていく覚悟はありますか?
今で手一杯で老後のことなんてまだ分からないと仰る方も多いと思います。
今パートナーがいない方は、将来老後を迎える時にはパートナーがいると思いますか?
もしパートナーが見つからずひとりのままだったらどうなるのか考えたことはあるでしょうか。
ひとりで生きるということは誰にも頼らずに生きるということ。
今は何でもなくこなせていることも、年を重ねるうちに困難になってくることも多々あるでしょう。
パートナーがいれば幸せな老後とは限りませんが、添いとげるパートナーがいない状態で老後を過ごしていくにはそれなりの覚悟と準備が必要です。
老後にひとりは辛い…それが現実
老後をひとりで過ごすことに対して不安、寂しい、辛い、そんな風に感じる人がやはり圧倒的に多いようです。
ひとりが楽しいし、ひとりが気楽!そう思えたとしてもふとした時の寂しさを埋めてくれるパートナーがいないのは辛いもの。
例えば体調を崩した時、ひとりだととても辛いですし不安になりますよね。
今現在、パートナーが欲しいのにひとりで過ごしている方も多くいらっしゃると思います。
この先もずっとひとりで過ごすのかと思うとどんな気持ちになりますか?自分ひとりで生きていく自信はあるでしょうか?
ひとりで過ごすということは精神的な負担も、経済的な負担も全て自分ひとりで受け止めなければいけません。それはとても辛いことですよね。
どうして老後にひとりだと辛いの?老後の不安
精神面の辛さ
所詮人間はひとりという言葉もあるように誰にでも死は訪れますし、パートナーがいてもひとりになってしまうかも知れません。
そして結婚してパートナーができたからといって、寂しくない老後が保証される訳でもありませんよね。
でも、生きている間は出来るだけ楽しく過ごしたいと思う方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
パートナーがいることだけが楽しい事ではありませんが、一緒に笑ったり泣いたりできるパートナーがいるのはとても心強いはず。
日本は平均寿命がどんどんのびていますよね。戦後間もないころの平均寿命は男女共に60歳前後、しかし今は男性は80歳、女性は86歳。
パートナーや家族がいたら寂しくなることはないでしょう。でもひとりで生きるには少し長すぎるのではないでしょうか。
老後こそ人との交流が大切、高齢になって仕事を引退したら、誰とも交流がなくなってしまった。そんなことも多いようです。
友人が沢山いたり、趣味があれば孤独もそこまで感じないでしょうし精神的負担も少なくなるでしょう。
でも一番はやはりパートナーが近くにいてくれる事ではないでしょうか?日々当たり前にそばにいてくれる存在はかけがえのないものですよね。
老後もひとりで過ごす為には強靭な精神力が必要なのです。
経済的な問題
老後の経済的な問題はパートナーがいる方でも深刻です。でもそれがひとりとなると更に深刻な問題になってきてしまうのです。
「老後破産」という言葉をご存知でしょうか?少し前までは老後、収入がなくなっても悠々自適な年金生活が出来たことでしょう。
でも今は違います。物価や税金もどんどん上がっているのに、もらえる年金は今後下がっていくことが予想されますよね。
老後もひとりだと収入もひとり分、その分生活も厳しくなりますし老後破産に陥りやすいのが現実。
60歳以上のおひとりさまの生活費は平均で月々15万程度、少し余裕のある生活がしたければ25万程度あったほうが良いと言われています。
60歳が定年だとして、その後30年間生きるとすると幾ら必要でしょうか。平均の15万の生活費で計算しても5000万円以上が必要になってきますよね。
ひとりだと経済的な問題もひとりで解決しなければなりません。もし老後もひとりで過ごすというのなら、今からその為の資金作りが必要です。
健康面
歳を取るにつれて誰でもからだに不具合が出てくるもの。怪我をしやすくなりますし、病気にもかかりやすくなってしまいます。
老後に病気にかかると動けなくなってしまう上、医療費も高額です。動けなくなってしまった時にひとりだというのは非常に辛いことですよね。
「がん」「脳卒中」「心筋梗塞」の三大疾患はもちろん、女性の場合は婦人系の病気をカバーする手厚い医療保険にも入っておいた方がベター。
病は気から。病気を治療する資金や時間があっても精神面を支えてくれる人がいないと、回復にも時間がかかります。
何かがあった時に頼れる人脈もしっかりと作っておかなけければなりません。
今からでも怪我や病気の予防対策として、毎日運動をしたり健康的な食生活をおくり老後にそなえることが大切。
健康なからだの維持はパートナーがいる老後にも必要不可欠なもの。ひとりだと特に気をつけて健康なからだを維持する必要があります。
また介護が必要になってくる可能性もあります。介護が必要となった時に具体的にどうするのかもひとりで決めなければなりません。
ひとりの場合、家族がいないので介護付きの有料老人ホームに入るケースが一般的。
介護付きの有料老人ホームは高額、施設によりますが毎月30万円くらいかかると言われています。
更に諸費用で1000万程見ておいた方が良いので、何年も施設に入って暮らすとなると何千万もの資金がかかってしまいますね。
人脈もお金も充分だと言えるなら、健康面でも心配はあまり必要ないでしょう。
ただ、ひとり身の人の平均寿命がパートナーがいる人の寿命よりも10年ほど短いというデータがあります。
ひとりだと毎日自由に生活できるので、生活リズムが作れる規則正しい生活にはなりにくい。
更に毎日共に生活してくれる人がいないと自分のからだの変化には自分で気付くしかありません。
パートナーがいれば気付いてくれるような事もひとりだと見逃してしまうことも多いでしょう。
パートナーの存在があるかないかは健康面にとても大きな影響を及ぼしてしまうのです。
生きる目的
仕事や日々の生活に追われている時はあまり気にならないものですが、老後になって時間ができた時に時間の使い方が分からない人も多くいらっしゃいます。
せっかく自由な時間を手にいれることができたのに、毎日目的もなくダラダラ過ごしてしまうのはもったいないですよね。
趣味や好きなこと、日々やりたいことがあり過ぎて時間が足りないくらいの人なら問題ないでしょう。
でもひとりだけで時間をつぶすのは疲れるもの。パートナーが一緒なら、何もしなくても一緒にいることが目的にもなり得ます。
ひとりよりもパートナーと一緒の方が楽しめることの幅も広がるはずですし、視野も広がることでしょうね。
ひとりでやりたいことを自由気ままに出来るのは最高ですよね。しかし明確な目的やゆるがないものがないと生きる目的を失い、生きる気力もなくなってしまうのです。
老後はどんな風に過ごしたいですか?
老後のことなんて今はまだ考えられないという方もいらっしゃるでしょう。
でも誰もが幸せな老後を送りたいと思うものではないでしょうか?
幸せな老後を送りたいと思っても、思うだけでは叶えることができません。
自分が思い描く幸せな老後を現実のものにするためには、少しでも早く計画を進めることが肝心です。
人それぞれ老後に思い浮かべる幸せな老後はちがってきますよね。
パートナーと一緒に過ごすことが幸せに感じる方もいれば、ひとりの方が気楽でいいと仰る方もいるはずです。
一度きりの人生、今が楽しいのはもちろん老後まで楽しく過ごしたいもの。
まず自分がどんな老後を送りたいと思っているのか、考えてみましょう。
そしてそれを実現させるために必要なことはどんな事なのでしょうか。
理想の老後は?楽しい老後を送る為に今出来ること5つ。
理想の老後は人それぞれですが、どんな理想を持っていたとしてもこの5つは必要不可欠ではないでしょうか。
まだ若いからと思っていても、人は必ず年をとり老いていくものです。
完璧な準備でなくとも、今から老後のことを少しだけ意識すれば理想の老後に近づけるはずですよ。
健康的なからだ作り
老後をパートナーと共にするにせよ、ひとりで過ごすにせよ、健康なからだは何にも代えがたいもの。
どんなに健康な人でも、年齢と共に確実に体力が落ちていくもの。それに備えて今から体力つくりをすることをオススメします。
日本人は世界的に見ても運動不足の人が非常に多いようです。運動不足を自覚しつつもしていない方が多いのも事実ではないでしょうか。
毎日ほんの少しでも運動する時間を作りましょう。いつもより遠回りして歩いてみたり、散歩をするだけでも違います。
運動と同様、食生活も大切です。毎日3食、規則正しい時間に食べるよう心掛けましょう。
好きなものを食べることも大切ですが、健康を意識して栄養バランスに気をつけつつ、からだが喜ぶものを食べることが大切です。
貯金を始める
今は仕事をこなせても年を取るにつれて、仕事もなくなりますし、仕事をこなす体力もなくなります。
でも生きている限り生活するためのお金は発生するもの。ただ毎日生活するだけでなく、やりたいことをするなら更にお金がかかります。
どんな生活を送りたいのかによって必要な金額は異なりますが、貯金をしておいて損はないはずです。
投資信託などの資産運用をしてお金を増やす方法もありますが、誰にでもすぐに始められるのは貯金ではないでしょうか。
老後も収入を得られるようにする
仕事を定年退職した後でも、収入を得る方法は実は沢山あるんですよ。
例えばピアノや書道教室をひらくこともできますよね。手芸が得意であればインターネットで手作りの商品を売ることだってできます。
また土地を持っているのであれば、アパートや駐車場を経営するのもおすすめ。
老後を貯金と年金だけで過ごすのは心もとないですよね。何かやりたいことがないか、自分にできそうなことがないか。今から考えておくと老後の生活の手助けになるはずです。
続けられる趣味を見つける
貯蓄もたっぷりあるし、住み心地のよい家もあるから老後は何もしなくても暮らしていける。理想的な生活ですが、それだけでは時間があり余ります。
快適な老後の準備をしておいたのに、老後楽しく過ごせていない人も案外多いもの。
そして特に何もすることもなく、毎日なんとなく過ごしていると確実に脳の老化が進行してしまうという怖ろしい結果に。
老後、ひとりでも熱中できるような趣味を今のうちから見つけておきましょう。
一生付き合える友人を見つける
今一生付き合える友人はいますか?一生の友人はそう多くいるものではないでしょう。
老後、仕事をやめたら人との交流が全くなくなってしまう方も多くいるのが現実。
老後も付き合っていきたいと思う人がいるのであれば、その人との関係をケアし続けることが大切です。
趣味や興味があることの集まりなどで、一生の友人を探すのも手ですね。
パートナーがいたとしても、いつ何があるのか分からないのが現実です。パートナーだけでなく、一生付き合える友人の存在は必要不可欠。
まとめ
如何でしたでしょうか。老後のことを何も考えていなかった方も、少し考えなければいけないかもしれない…そんな風に感じたのではないでしょうか。
老後にひとりでのびのびと生きる人、老後もパートナーと仲良く支え合って生きる人、人生のかたちは人それぞれ。
ただ老後もひとりで生きるとなると、それなりの覚悟と準備が必要なのも事実。
一番心強いのはやはり、一生添いとげることができるパートナーを見つけることなのかも知れません。
老後の準備をすることは大切なこと、でも一番大切なのは今を楽しく生きることというのも忘れずに。