2020年はどうなる?2019年の出会い・恋愛事情を振り返る。
2025/02/05 恋愛したい
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令和元年の流行語大賞は「ONE TEAM(ワンチーム)」となりましたが、恋愛関係において今年を代表するワードは「令和婚」ではないでしょうか。
“平成最後の駆け込み婚”と”令和元年にあやかり婚”などの理由で、芸能人から一般人まで数多くのカップルたちが結婚する話題をよく耳にしましたよね。
しかし、老若男女問わず“恋愛離れ傾向”であるのは変わらない一年でした。
そんな令和元年を年の瀬に振り返り、充実した恋愛ができた人は来年に向けてのモチベーションアップの材料とし、そうでもなかった場合は反省や教訓として今年一年の経験を活かして2020年を迎えましょう。
また、2020年に予定されている出来事や時代の流れから、どのような恋愛傾向になるかを読みとります。
上半期一番の話題は「令和婚」
平成最後であり令和元年となる今年は、上半期・下半期ともに“結婚の話題”が非常に目立った一年でした。
それでは1月から順に、特に注目された恋愛・結婚に関するトピックを挙げていきましょう。
1月「はじこい」にハマる女子続出
2019年を迎えて早々、1月15日からスタートしたドラマ『初めて恋をした日に読む話』(略して”はじこい”)にハマる女子が続出しました。
キャスト陣は独特な個性で人気の“中村倫也さん”。
そして、2019年度のYahoo! 検索大賞俳優部門賞や、JCJK流行語大賞ヒト部門の2位にもえらばれた“横浜流星さん”が出演となれば女子がハマるのも納得です。
ドラマ視聴後には「恋がしたくなる」とつぶやく女子たちは多く、恋愛離れが嘆かれている昨今において、多少は恋愛促進効果を見込めたのではないでしょうか。
2月「元AKBメンバー交際0日婚」きっかけは玄米
国民的アイドルグループのAKB48を卒業してからも精力的に活動を続けていた“篠田麻里子さん”の結婚は強く印象に残りました。
なんと言っても「交際日数0日の電撃結婚」
しかも、決めてとなったのが「お互いに玄米を食べて育った」との驚愕の理由!
実業家で経済力があるのも理由のひとつかとは思いますが、
- 結婚はタイミング次第
- 価値観の一致と共通点の多さが重要
このような恋愛指南書などで基本とされていることを、わかりやすく体現してくれました。
3月「恋愛ソングのカリスマが結婚」で震えが止まる
ティーンから20代女子に絶大な人気を誇る、恋愛ソングのカリスマ“西野カナさん”が、2019年2月に無期限活動休止。
その翌月に結婚発表をおこなったのも話題になりましたよね。
一部の人たちにとっては「メンヘラの希望」と、勇気を与えた出来事だったようです。
4月「東京レインボープライド」が開催
世間的に年々認知度が上昇している、セクシャルマイノリティの名称であるLGBTQ。
以下の参議院常任委員会が公表したレポートによると「日本国内でLGBTに該当する人は約8%」との調査結果だったようです。
出典:LGBTの現状と課題|参議院常任委員会調査室・特別調査室
総務省統計局の調査によると、2019年現在の日本国内総人口は1億2632万人。
その8%となると日本国民の一千万人以上がLGBTと言った計算になるので、今後より正確な数字に修復される可能性はありますが、とにかく少なくはないと言うのが現実です。
そうしたセクシャルマイノリティたちのイベントとなる「東京レインボーパレード」が東京・代々木公園にて開催されました。
パレードは1994年から開始され、大規模なイベントとしておこなわれるようになったのが2012年。
そのときの参加者は約4,500人でしたが、去年(2018年度)の総動員数はなんと約150,000人。
そして今年、2019年度の総動員数は去年をさらに上回る約204,000人が、イベントに参加したようです。
2020年となる来年も、4月25日(土)26日(日)に開催予定されています。
5月「令和初日に婚姻届け」役所が混雑
平成から令和へ変わった日に入籍をしたのなら、忘れられない記念となりますよね。
そのように考えるカップルは多く、5月1日は各地域の役所が混雑したようです。
去年と比べると約2倍の婚姻数だった
厚生労働省が公表した人口動態統計の速報によると、去年5月に届けられた婚姻件数は47,453件だったのに対し、令和元年となる今年の5月は「93,128件」と、約2倍の婚姻件数でした。
引用:人口動態統計速報 |厚生労働省
6月「美女と野獣カップル」が世間を賑わせた
2019年に結婚を発表した芸能人は数多くいましたが、そのなかでもっともインパクトがあったのが「山里亮太さんと蒼井優さんの実力派芸人と女優の結婚」ではないでしょうか。
世間では(おもにマスコミ)美女と野獣婚などと名称し、多くの男性に「俺も美女とワンチャンあるかも!」との希望を与えましたが、ネット上ではそうした淡い願望を抱く男性たちを打ち砕くツイートがバズりまくっていたのも印象的です。
この二人の結婚に関連する恋愛名言ツイートが大バズり
二人の結婚で世間を賑わせている頃に、蒼井優さんの友人である音楽プロデユーサー・ヒャダインさんのツイートが激しくバズったのも、今年あった世間の恋愛トピックのひとつ。
この「誰を好きかより、誰といるときの自分が好きかが重要」との恋愛名言は映画、漫画ともに人気の『脳内ポイズンベリー』でのセリフです。
同作品で「自分のことを好きになれない人間が、幸せになれるとはとても思えない」とのセリフがあります。
誰といるときの自分が好きかとは決して自己中心的な意味ではなく、自分自身がポジティブでなければ相手を幸せにすることはできません。
また、誰かに期待して恋をするのは双方に負担とすれ違いを生じさせてしまいます。
満足のいく恋愛ができていない人にとって「誰を好きかより、誰といるときの自分が好きかが重要」との恋愛名言は、今後の自身の人生において大きなヒントとなるかもしれません。
下半期は「いい夫婦の日に結婚ラッシュ」
令和元年の下半期も結婚に関する話題が目立ちました。
その要因となったのが11月22日の「いい夫婦の日」です。
それでは、2019年7月から12月までの恋愛・結婚についてのトピックを挙げていきましょう。
7月「天気の子」誘う口実で多用される
新海誠監督が手掛け大ヒットとなった『君の名は』の次作となる『天気の子』が7月19日から公開されました。
興行収入は12月現在で140億円を突破し、2019年度に公開された映画でナンバーワンとの素晴らしい結果です。
- 大ヒットした作品の次作
- ラブストーリー要素含む
- 「RADWIMPS」のボーカルがツイートした効果
以上の理由から「デートの口実で多用」されたのもうなずけます。
8月「わざとロケバスに忘れ物」肉食系女子に称賛
モデルで女優の“新川優愛さん”が、仕事上で知り合った9歳年上のロケバスドライバーに対して「わざとロケバスに忘れ物をしてきっかけを作った」と言う肉食系女子な行動について、世間では称賛の声が多数聞こえてきました。
令和になって、より積極的な女性が増えるのを助長する出来事だったかもしれません。
9月「バチェラーシーズン3」友永構文が話題に
一般人に限らず、芸能人にも多くのファンがいるリアル婚活サバイバル番組の『バチェラー』のシーズン3が、9月13日から配信開始されました。
最終回から数か月経過しバチェロスになる人たちが続出するなど、いかに話題作だったのかが伺い知れます。
そんな人気ネット番組の主人公となったのが、青年実業家の“友永真也さん”
「正直、めちゃくちゃ考えました」から始まる話の入り方や、助詞を使わずやたらとポジティブな名言などの独特な言い回しを引用した「友永構文」が、本編の感想以上にSNSでバズっていたのも印象的です。
なんと大企業のシャープが、友永構文でツイートするほど!
10月「ハロウィン」とは、、出会いと交流が生まれる特別な日!
今やクリスマスに次ぐ経済効果を誇る人気イベント「ハロウィン」。
最近では、東京や大阪の都市部を中心に、本来の文化的な意味合いだけでなく、新しい形での楽しみ方が広がっています。
街中では、仮装をきっかけに自然な会話や交流が生まれる、特別な一日となっているのが特徴です。
渋谷スクランブル交差点の大晦日カウントダウンも、なんだかんだと何年も騒がれていることを考慮して、来年のハロウィンも変わらず盛り上がるのは予想されます。
11月「駆け込み令和元年婚」いい夫婦の日効果
令和元年も残すところわずかとなった11月。
ほぼ毎日と言っていいほど、芸能人の結婚報道を耳にしましたよね。
特に注目されたのが直筆コメントで「一人の男としてケジメと決断をし」と記せられたことから「ケジメ婚」と称された、人気グループ・嵐の二宮和也さんと、元フリーアナウンサーの女性との結婚発表でしょう。
また、大安も重なったこともあり「いい夫婦の日(11月22日)」に芸能人、一般人を問わず入籍した人たちが多かったようです。
【 いい夫婦の日に結婚発表した芸能人 】
- 壇蜜(タレント・女優)× 清野とおる(漫画家)
- 安藤なつ(お笑いタレント)× 一般男性
- 若林正恭(お笑いタレント)× 一般女性
そのほかに元ももクロの有安杏果さんや、橋本マナミさん。
緊急生放送の番組内で結婚発表をおこなったイモトアヤコなど、令和元年の11月は怒涛の結婚ラッシュとなりました。
【令和元年】印象に残った有名人の結婚
それにしても令和元年である2019年は、本当にたくさんの芸能人の方々が結婚をされました。
- 小泉進次郎(38)× 滝川クリステル(41)
- 城島茂(48)× 菊池梨沙(24)
- EXILE AKIRA(37)× リン・チーリン(44)
- ベッキー(34)× 片岡治大(35)
- 速水もこみち(34)× 平山あや(35)
- miwa(29)× 萩野公介(25)
- 春日俊彰(40)× 一般女性(40)
- 春風亭昇太(59)× 一般女性(40)
- 高橋みなみ(28)× 一般男性
- 貫地谷しほり(33)× 一般男性
個人的にインパクトがあったのは、TOKIOのリーダー城島さんの24歳の年の差婚(なおかつ同事務所の後輩と三角関係)ですが、みなさまはどのカップルの結婚に驚かれたでしょうか。
12月「令和最初のクリスマス」自宅で過ごす派多数
令和最初のクリスマスイブは24日(火)・クリスマスは25日(水)。
そこで、総合電子書籍ストア「BookLive!」がおこなった、クリスマスの過ごし方に関するアンケート結果によると「今年のクリスマスは特に予定はないと言う男女が7割」との結果だったようです。
出典:総合電子書籍ストア「BookLive!」 | “クリスマスの理想と現実“に関する意識調査
さらに、予定があってもなくても「クリスマスは自宅で過ごす派」が多いようで、それも翌日に仕事を控えたど平日なのが大きく影響しているのかもしれません。
2020年の出会い・恋愛傾向はどうなる?
令和元年となる2019年に話題になった出来事から、世間の恋愛事情を振り返ってきましたが、2020年はどのような一年になるのか気になるところです。
そこで、世の中の流れや2020年に予定されている出来事から、来年の恋愛事情・傾向を予測していきましょう。
恋愛離れする男女は引き続き増加傾向
ここ数年「若者の恋愛離れ」が嘆かれています。
国立社会保障・人口問題研究所がおこなった調査結果では「未婚男性の約7割。女性は約6割は交際相手がいない」とのこと。
「交際している異性はいない」と回答した未婚者の割合は男性69.8%(前回61.4%)、女性59.1%(同49.5%)といずれも前回から上昇した。
また、交際相手をもたず、かつ交際を望んでいない未婚者は、男性では全体の30.2%、女性では25.9%を占めている。
引用:2015年 社会保障・人口問題基本調査|国立社会保障・人口問題研究所
また、若い世代に限らず「30代以上の未婚者」も、積極的に交際相手を見つけようとしない男女が多く、2020年もその傾向が続くのは予測されます。
要因は”恋愛以外の選択肢の増加”と”金銭的事情”
恋愛離れを引き起こしていると言われる、ひとつめの要因は「コスパが悪い」
恋愛にコストを考えるのも複雑な気もしますが、今の世の中は恋愛以外にしあわせを得られる選択肢が増えたからなのかもしれません。
そして、もうひとつの要因は「お金がない」
恋愛をするためにおしゃれな洋服を買い、美容院にも行って、デートでそれなりのレストランに行くのもときには必要な場合があるでしょう。
日常生活で出会いがない人はマッチングアプリや相席居酒屋、街コンにバーやクラブなどに行くとしても、当然お金が必要になります。
しかし、今年10月には消費税が10%に引き上げられましたし、正規雇用の減少や働き改革による収入減少などの理由から、恋愛に費やすお金がなくて行動に移せない人たちが増加している現状です。
本音は恋愛したいと考えている男女は多い
とは言っても「本音は恋愛したい」と考える男女は少なくありません。
希望的観測を含みますが、2020年は「恋愛離れした恋愛難民たちが、メリットを感じる出会い方や出会いの場」が話題となるかもしれません。
子年(ねずみ年)の一年は〇〇になる
ねずみ年は、干支の先頭であるのが関係して「大きな流れが終わり、新しい物事やサイクルがはじまる傾向にある一年」だと言われています。
たとえば2008年のねずみ年の一年は、国内では福田首相が辞任し麻生新内閣が発足。
海外ではリーマンショックがおき、オバマ大統領の誕生などの出来事がありました。
また、子をたくさん産むねずみに踏まえて「繁栄する一年」とも言われています。
このように、ねずみ年は大恋愛が夫婦関係が終焉を迎える可能性も高いですが、今まで出会いやご縁に恵まれずにいた人は、大いに期待が持てる一年になりそうです。
オリンピック効果で出会いのチャンスが増加
2020年のビッグイベントと言えば、誰もがご存じの「東京オリンピック」が、7月24日から開催されます。
チケットの当選倍率が非常に高く、抽選に外れてしまった人も多いのではないでしょうか。
しかし、全国各地でのパブリックビューイングの実施やスポーツバーなど、競技場や自宅以外でも観戦できる場は多数あります。
実はこのパブリビュックビューイングやスポーツバーは、新たな出会いが生まれやすい場だったりするんです。
メダル獲得を目指す選手たちを応援するのが本来の目的ではありますが、人が集まるところには出会いが生まれるのは不思議な話ではありません。
国際恋愛カップルが増加する可能性も大いにある
東京オリンピック開催に伴い、2019年度の訪日外国人旅行者は3,000万人を超えたと公表されました。
開催年度となる2020年はさらに増加すると見込まれ、政府は4,000万人を目標値に設定したようです。
これだけ多数の外国人が日本に訪れたら、国際恋愛に発展するきっかけが生まれる可能性は必然的に高まります。
中国でおこなわれた2008年の北京オリンピック。
2012年のイギリス・ロンドンオリンピックともに、オリンピック開催年度にベビーブームが起き、出生率が大幅に増加したようです。
日本でも同じようにオリンピックイヤーにあやかって、令和元年から引き続き結婚ラッシュ・おめでたラッシュがあるかもしれませんね。
まとめ
令和元年である2019年は、結婚の話題が本当に多い一年でした。
また、男女の出会いの場であるマッチングアプリはより認知度を増し、”まずは食事から”をコンセプトにした、出会いにおいて気軽さを重視するデーティングアプリの台頭が目立ったのも印象的です。
そして、オリンピックイヤーとなる2020年の恋愛傾向は以下が予測されます。
2020年の出会い・恋愛傾向はこうなる!
- 恋愛離れする男女は引き続き増加する
- 新たな流れが生まれやすい一年になる
- オリンピック効果で出会いのきっかけが増加
- 令和元年に引き続き、結婚ラッシュの可能性大
2019年は充実した恋愛ができた人も、そうではなかった人も、2020年が最高の一年になるよう心から願っています。