自己開示が苦手だと恋愛で不利になる。できて得られるメリットとリスク
2024/02/21 恋愛したい男性
この記事を読むのに必要な時間の目安: 約 7 分
自己開示とは、ありのままの自分を言語によって伝えることです。
ただ、自身の人間性を相手に伝えるのは照れ臭かったり気を遣わせるかもしれないからと、躊躇(ちゅうちょ)してしまうところもありますよね。
それもまた個性ですが、恋愛において自己開示できたほうが有利となるポイントが多々あります。
しかし、しすぎるのはネガティブイメージを与える悪手になりかねないのでバランスが重要。
こうしたメリット・デメリットをお伝えしつつ、どのような話題で自己開示をすれば有効なのかについてお話できればとおもいます。
目次
自己開示をすることによるメリット
自己開示をして得られるメリットはズバリ以下のとおり。
- 円滑にコミュニケーションを図れるようになる
- 女性の素を出させ親密になるきっかけを生む
それでは、これらについて具体的に説明をしていきましょう。
会話が盛り上がる
まだ親しくなれていない間柄のお相手に、以下のような自己開示をせずに質問をした場合、1ターンで終了してしまうパターンを頻繁に見受けられます。
男性からすればこちらの質問に対し、女性から自己開示をした返答を期待しているのかもしれませんが、
信頼関係を構築できていない男性に対し、率先して自己開示する女性はほとんどいないので、自分から自己開示をしなければいけません。
前述のやり取りに自己開示を追加してみると、
私は家にいることが多くてマンガのイッキ読みをするのが好きです
このように女性も自己開示し、話を広げようとする意欲が段違いに変化する効果を期待できます。
根拠は”自己開示の返報性”との心理現象が関係している
“自己開示の返報性”とは、自己開示をした相手に対して相応の内容を開示しなければならいとの意識が働く心理現象です。
つまり、素の部分や本心を引き出させるので、会話を盛り上げるための興味・関心がある話題を簡単に見つけられるようになります。
警戒心をやわらげる
相手の心の扉を開くには、まず自分自身がオープンな状態でなければなりません。
刑事映画やギャング映画でよくあるセリフの、「安心しろ。見てのとおり丸腰だ」とのシーンがイメージしやすいとおもいますが、自己開示によって無防備な自分を見せるのは安心感を与え距離を縮めます。
親密な関係性を構築しやすくなる
盛り上がる会話ができ距離感を縮められ、自己開示の返報性によって素の部分を互いに掘り下げていければ、必然的に親密な関係性が構築されます。
自己開示をするリスク・デメリット
メリットがあればデメリット、そしてリスクがあるものです。
しかし、これらを理解し注意する意識をもっていれば未然に防げます。
個人情報が意図せず広まる
自身を知って欲しい気持ちがエスカレートし、詳細な居住地や勤め先などを伝えてしまう場合は無きにしも非ず。
世の中には心無い人がいるもので、そうした個人情報をSNSで晒されたり、悪用される可能性があり非常に危険です。
お互いに信頼度が高まっていると自覚できるまで、自己開示するのは内面に関する内容のみにしておくのが賢明。
自慢話・重い話をしがちで引かれる
関係性の進展を期待する女性に対し、好印象を与えたい・共感を得て距離を縮めたいと考えるのは当然ですし、決して間違いではありません。
その際に、自己開示のネタとして自慢話や武勇伝、またはトラウマに関する重たい話は選択しやすく、実際にしがちです。
しかし、どちらも親密な間柄ではない女性にしたら秒で嫌われる話題なので、すべきではないと意識し注意する必要があります。
どのような話題がいい?
自己開示に適した話題は、相手との親密度を考慮し、段階を踏んでネタをチョイスするのがポイントです。
ただし、相手と共通点・関連性があるであろう話題を踏まえるのが大前提で、なんでもいいから開示すればいいわけではありません。
親密度が低ければ軽めのポジティブトーク
「○○が好き」
「○○をやってみたい」
「○○のようになりたい」
こうした前向きな思考や願望は、ほぼすべての人が抱いているものです。
また、前述の“自己開示の返報性”を踏まえ、ポジティブな開示の積み重ねは関係性の構築に有効となります。
具体的な話題として、
- 趣味
- 好物
- 夢・目標
- 行きたい場所
- 日常でしあわせを感じることetc…
初期段階ではとにかく女性の心をオープンにさせるのが最優先なので、このような雑談レベルの軽い話題を自己開示するだけで十分。
話題に準じたネガティブに感じられない、ちょっとした残念な自分の話を自己開示し織り交ぜるのも、お相手が返答しやすくするのに有効。
また、文末は「○○さんは○○ですか?」と同様の質問で締め、“自己開示の返報性”を促すのが鉄則です。
親密度が低い相手に自己開示すべきではない忌避ネタ
相手との共通点・関連性がまったくない話題以外に、以下も忌避するよう注意してください。
- 他人の悪口・愚痴
- エグい性的趣向の話題
- プライベートすぎる話題
- センシティブ(政治・宗教・戦争)な話題
親密度が高まったらディープな話題で自己開示
互いに自己開示をしあい親密度の高まりが実感できたら、一歩踏み込んだ話題でより一層強固な関係性を構築してください。
おもな話題は、
- 生活面(仕事・お金・健康)
- 性格改善したいポイント
- 喜怒哀楽が入るスイッチ
- 恋愛観・結婚観
- セックス観
- 生い立ち
作り話や盛ったりしない
自慢話や武勇伝をつい話してしまう心理とおなじように、自分をよく見せようと作り話や話を盛った印象操作(自己呈示)をおこないがちです。
しかしこれは、言ってみれば相手に嘘をついていることになり、大小は問わず嘘はいずれボロが出ます。
そして、人は虚栄で心を開きません。
自己開示をする際にちょっとした残念な自分の話を織り交ぜると述べたように、人間味を感じさせる素の自分を伝えるのが非常に重要なのは覚えておいてください。
どうしても苦手意識を払拭できないときは
軽めの話題とは言え、どうしても自分の話を他人にするのが苦手でしたら、一度自分自身を分析し、現状の自己概念を軽く揉みほぐすことを試してください。
自己理解し自己受容する
自己開示が苦手である原因は、
- 警戒心が強いから
- 自分に自信がないから
- 自身の特徴や考えを言語化できないから
以上が挙げられ、これらはすべて関連しているものです。
警戒心はないより多少はあったほうがいいですが、強すぎると秘密主義や近寄りがたい人だと誤解され、前述のとおり相手も警戒心を解きません。
では、なぜ警戒心が強くなってしまうのかは、自分に自信がないから。
最初のステップは自身の性格や特徴をメモに書き出す
自分に自信をもてないのは、自己否定感の強さによる影響が大きいです。
そこで、自己否定感を緩和させるひとつの方法として、
ダメな部分だけではなく得意なことなど思い付く限り、自分自身はこんな人間だとの特徴を箇条書きでメモに書き出してみてください。(自己理解)
次のステップはとりあえず寝る
自身の特徴や性格をメモに書き出したら、一旦忘れてグッスリ寝てください。
翌日(出来れば脳が活性化して、ポジティブ変換しやすい寝起きから2~3時間後)、自己理解のために書き上げたメモを、第三者の誰かとの客観視する意識をもって読み直します。
そして、「世の中にこういう人間がいてもいいし、なんなら普通だよね」と客観視した自分自身を受容していくトレーニングを重ねていくことで、徐々に自信の無い自分も自分であるのに変わりないと認められ、自己否定感は緩和していくでしょう。
また、自己理解をするステップを踏むのは、自身の特徴や考えを言語化できるきっかけにもなります。
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【この記事を書いた人】
出会い業界に15年以上従事し、数多の恋愛・男女関係にまつわるコラムを執筆。
現在はPCMAXの中の人としライター業に勤しむ。
「大人な男女が繰り広げる恋愛の酸いも甘いも噛み分けた私の経験が、ささやかながらお役に立てば幸いです。」