愛着スタイルと特徴 回避型・不安型・安定型 あなたの恋愛傾向は?
2024/08/06 恋愛テクニック
この記事を読むのに必要な時間の目安: 約 5 分
愛着スタイルとは他者との関わり方の傾向。
回避型、不安定型、安定型の3つに分けられるといいます。
今までの恋愛で
- 同じようなタイプの相手を好きになる
- 同じような理由でけんかをしたり長続きしない
など、いつも似ているパターンで恋愛が始まり、同じようなことでうまくいかなくなっている場合は愛着スタイルが原因になっているかもしれません。
不安を感じやすいポイントや、別れてしまうきっかけなど、なんとなく傾向が見えるだけでも恋愛を進めやすくなります。
目次
愛着スタイルとは?
他者とどんな繋がり方を求めて、どんな状態を快適だと感じるか、という人との関わり方の傾向。
愛着スタイルへの理解があると恋人との関係も安定しやすくなるでしょう。
基本は【安定型】【不安型】【回避型】の3タイプ
- 【安定型】相手のことはそんなに気にならない
- 【不安型】相手のことが気になりすぎる
- 【回避型】相手が好きなのに離れたい
愛着スタイルは回避型、不安定型、安定型の3つに分けられますが、安定型の人だからといって少しも相手のことが気にならない、というわけではなくどの型が一番強く出ているのかで判断します。
また「安定・回避型」「不安・回避型(恐れ・回避型)」などふたつのタイプを抱える複合型の場合もあります。
愛着スタイルは生活スタイルや環境によって変わっていくもので、一生このままのタイプというものではありません。
【安定型】【不安型】【回避型】愛着スタイル別の恋愛傾向は?
好きな人ができてもうまく距離を縮められないという人は、自分はどんな愛着スタイルの傾向があるのかチェックしてみましょう。
愛着スタイル【安定型】の恋愛傾向
安定型の人はメンタルが安定していて、人間関係にストレスを感じにくいのが特徴です。
自分は自分、相手は相手と肯定的にとらえることができるので人間関係が充実しやすいでしょう。
相手が自分を裏切らないと信頼できる
- お互いの意見が違っても相手の主張によって自分が脅かされると考えない
- 相手を信じて尊重できるから本音で話せる
- 相手に自分の好意を拒絶されないと考えている
- 相手に頼り、頼られる関係を心地よく感じる
自分も相手も大切にできるので安定した関係、幸せを築きやすい傾向があります。
人とのつながりにストレスを感じにくい場合、安定型だと思われます。
愛着スタイル【不安型】の恋愛傾向
不安型の人は他者との関係に不安を感じやすく建設的な人間関係を築きにくくしてしまう特徴があります。
相手からの評価が気になり、不信感から恋人との関係に問題を作るきかっけになりやすいでしょう。
人を求めても不安を抱える
- 相手に必要とされることで自分の存在価値を見出す共依存
- 絶え間なく好きを実感できないと不安になり試し行動をとってしまう
- 認めて欲しいが満たされない場合依存し尽くしすぎてしまう
など、強い不安が付属する愛着を抱えていると、感情に共感することが難しくなり、一方的に好意の承認、過剰なコミュニケーションなど。
不安を解消するために相手への要求が過大してしまいます。
クズといわれるような、自分を大切にしてくれない相手なのに離れられない人は、不安型かもしれません。
愛着スタイル【回避型】の恋愛傾向
他人を信じることができずに深い人間関係、感情的な親密さを避ける傾向があります。
好きな相手であっても愛着を持って近づくことを避け、ある程度距離を置くことを好みます。
ひとりでいる方が心地よいと感じる
- 人と関わると傷ついてしまうし傷つけてしまう、そうなるなら関わりたくないという気持ちがある
- 一定ラインを越えて親密になると何かが起こる(裏切られるのではないか)と思って逃げたくなり距離をとる
- 相手との一定の距離は保ちたい、けど親密にできる相手や精神的な支えを必要としないというわけではない
など、複雑な気持ちを抱え、問題が起こる前にあらかじめ親密にならないように回避する傾向があります。
面倒事には関わりたくない、解消を目指すよりも身を引く、恋人は欲しいけどトラブルを背負うくらいならひとりの方がいいと考えるなら回避型でしょう。
愛着スタイル【不安型】【回避型】の改善方法は?
不安型、回避型の人が良好な関係を築いていくために何ができるか、目指すは自分自身と他者を受け入れ愛せる安定型のメンタル。
改善をさせるには、自分にどんな傾向があるのか、相手にどんなことを求めてしまっているのか、自覚することから始めましょう。
【不安型】の改善方法は独占欲や嫉妬に振り回されない
不安型の人は相手があげられないものを強請ってしまっているのかもしれません。
差し出してもらえないものを欲しがっても手に入りませんよね。
与えられないから相手を支配して奪い取ろうとしてしまうと、お互いに悲しくなる結果になってしまうでしょう。
求めていけないわけではありませんが、自分本位にならずに自分で自分の心を抑制することも大切です。
感情的に決めつけたり物事を判断しない
辛い苦しい悲しい時など、問題に対してではなく、相手を攻撃するために怒ってしまうことはありませんか?
自分の感情を付属させずに、事実だけを冷静に見るように意識しましょう。
客観的な視点を持てるようになると
- 相手が不機嫌そうにしいると自分が悪いのかと思う
- 相手の問題を自分の問題だと感じて不安になってしまう
ということもなくなるでしょう。
相手の発言や行動の意図を考えられることは大切だけど、勘ぐったり被害妄想になってしまうとうまくいかなくなってしまいます。
計れない相手の気持ちを勝手に推測せずに、直接聞いたり伝えることに慣れていきましょう。
【回避型】の改善方法は自分が恋愛に向かないと思い込まない
回避型の人は、人を信じたくない、頼りたくない、という気持ちがあるかもしれません。
支えが必要な時、嫌なことがあった、など本音を避けてしまいがちなタイミングは傷つくかもしれないから怖くなるかもしれません。
それでも、好きな人を手放したくないのなら、トラブルが起きた時に自分が身を引くことで納めるのではなく、パートナーと一緒に問題解決をすることも必要です。
恋愛を成就させようという努力は必要
もともと愛情表現をするのが苦手だという人もいると思います。
ですが、好きな人から一方的に距離をとられたら縁を切りたいのかなと感じてしまう人も少なくありません。
相手を悲しませたり不安にさせてしまう行動は関係が安定しない原因になってしまいます。
- 嫌いになったわけではない
- 無理になったわけではない
- 熱が冷めたわけではない
自分の淡白さには悪意があるわけではないと相手に伝えることからはじめましょう。
踏み込んだ濃密な関係は疲れてしまうかもしれませんが、全てを回避していると自分を幸せから遠ざけてしまいます。
自分を知られると嫌われると思わない、自分を知られても嫌われないという感覚を少しずつ養っていきましょう。
『自分の愛着スタイルがわかると恋愛のストレスを軽減できる』
本音はぶつけ合うためだけのものではありませんし、ぶつけ合わずに伝えることで信頼関係を育てていくきっかけになります。
どんなに相手を思っていたとしても、伝えることを怠ってしまうと自分勝手にしか映らなくなってしまうので相手に伝わる表現をする、ということを意識しましょう。