ありがた迷惑と思わせる言動例&迷惑だと感じさせず好意を伝えるコツ
2025/06/22 出会いがない社会人
この記事を読むのに必要な時間の目安: 約 8 分
好意を抱いている相手に対して感情が空回りしてしまい、ついついやってしまいがちなのが、ありがた迷惑だと思わせてしまう言動です。
そうした言動によって受け取る側が重く感じたり、距離感が合っていないと不快感を与えてしまったら、付き合っている付き合っていないは問わず、ふたりの関係性に支障をきたします。
そうならないためには、事前にどのような言動がありがた迷惑だと思わせてしまうのかを把握しておくことが必要です。
また、純粋に嬉しいと感じてもらえるような、迷惑にならずに好意を伝えるコツをご紹介します。
目次
ありがた迷惑と思わせる言動例
ありがた迷惑とは、よかれと思ってした親切や好意なのに、相手にとっては不快だと感じたり困惑をせてしまう状態を指します。
また、次に挙げる性格・特徴に該当する人は、無自覚にありがた迷惑となる言動をする傾向があるので要注意です。
✅ 見返りを無意識に求めてしまう
✅ 距離感やタイミングを測るのが苦手
✅ なにかと自己満足感を優先してしまう
✅ 恋愛は尽くすことだと思い込んでいる
✅ 不安が募るから進展を急かしてしまう
では、具体的にありがた迷惑だと受け取られてしまう言動とはどのようなものなのかは、以下が挙げられます。
- 過度な連絡や干渉
- 勝手な決め付けや期待
- 一方的な好意の押しつけ
- 過剰な気遣いや世話焼き
- プライバシーへの踏み込み
- 曖昧な関係での恋愛的な言動
- 過度な依存や感情の押しつけ
過度な連絡や干渉
過度な連絡や干渉の具体例をいくつかピックアップすると、
✅ 「おはよう」「おやすみ」など毎日LINE送信
✅ 「帰ったら連絡して」との束縛に近い言動
✅ 「今日誰となにしてた?」と執拗に聞く
これらを相手の返信がなくても毎日LINE・DMなどメッセージ送信するのは、監視・管理されているようで重く感じさせるなど、相手に負担を与えてしまいます。
そのため、気持ちはうれしいけど正直なところ、ありがた迷惑だと思われやすいです。
勝手な決め付けや期待
そもそも気遣いからの言動のはずが、受け手側にとっては次のような希望・願望の押し付けになり、困惑させる場合があります。
✅ 絶対こういうの好きでしょ?
✅ うちらって本当に気が合うよね
✅ ○○のために調べて予約しておいたよ
こうした、自分が一番の理解者といった言動も、関係性が希薄なときは自己中心的なイメージや負担・不快感を与え、ありがた迷惑だと思われやすいです。
一方的な好意の押しつけ
ありがた迷惑だと思われがちな一方的な好意の押しつけとは、具体的に以下のような言動が挙げられます。
✅ 高価なプレゼント
✅ 過剰なサプライズ
✅ 好み・タイミングを考えない菓子などの差し入れ
特に付き合っているわけでもない浅い関係性のとき、重荷や恩着せがましさを感じさせてしまいます。
過剰な気遣いや世話焼き
相手のことが心配なのはわかりますが、求められていないのにあれこれと口出ししたり、行動を制限したりするのはありがた迷惑になりがちです。
たとえば、
✅ 私物を勝手に整理・処分する
✅ 食事・体調管理の過度な口出し
✅ 欲しくもないものを買い揃えてくる
✅ 相手が体調を崩したときにアポなしで自宅訪問
このような過剰な気遣いや世話焼きは、相手のペースを乱しストレスを与え、強い束縛を感じさせてしまいます。
プライバシーへの踏み込み
関係性が浅い状況では特に、次のようなプライバシーに踏み込み過ぎる言動は、ありがた迷惑を超えて恐怖を与えかねないので注意が必要です。
✅ SNSを過剰にチェックしコメントや話題に出す
✅ スケジュールを聞いて勝手にプランを提案する
✅ 家族・恋愛歴・交友関係を聞き相談に乗ろうとする
もちろんカップルにもプライバシーの境界線は存在します。
たとえば、無理をして四六時中一緒にいようとしたり、話す必要のないことまですべて共有しようとする提案は、ある程度の信頼関係が築かれていてもありがた迷惑だと感じさせてしまう場合があるでしょう。
曖昧な関係での恋愛的な言動
好意ある相手に対して、しっかりはっきりと気持ちを伝えることは大切です。
そのようなストレートな愛情表現は、基本的にはありがとうとの感謝の気持ちを抱かせるでしょう。
しかし、相手の反応を見ず一方的なアピールを続けたり、関係性に見合わない重い愛情表現は相手は引かせ、距離を置きたいとの感情を芽生えさせる要因となります。
たとえば、知り合ったばかりの状況で次のような大袈裟なアピールは、高い確率でありがた迷惑だと思わせる可能性大です。
✅ 毎日連絡しないと寂しい
✅ 運命の相手だと思っている
✅ ○○がいないと生きていけない
また、SNSに無許可でのツーショット写真アップや、やけに親しげな呼び方をして周囲に対して付き合ってる風アピールなどは、ありがたさはなく、ただただ迷惑だと思わせてしまうでしょう。
過度な依存や感情の押しつけ
過度な依存や感情の押しつけは、恋愛関係において相手に大きな負担を与え、ありがた迷惑だと感じさせてしまう典型的な言動です。
よくあるパターンは、
✅ 自分がいないとあなたはなにもできないアピール
✅ 「好きなら○○するはず」と愛情を試す
✅ 感動やよろこびの共有を強制する
この場合ありがた迷惑というよりも、受け取り側にとっては大きなお世話とのニュアンスが強いかもしれません。
迷惑だと感じさせずに好意を伝えるコツ
相手に迷惑だと感じさせずに好意を伝えるには、相手への配慮とタイミング、そして自然さが非常に重要となります。
それらを踏まえつつ具体的なコツについていくつか挙げますので、順に説明していきましょう。
- 相手のペースに合わせる
- 褒め方に観察力を込める
- 感謝と尊敬をセットで伝える
- ちいさな特別扱いをさりげなく
- LINE・メッセージは余韻を大事に
相手のペースに合わせる
良好な関係性を築き継続するには、二人のあいだに無理のない心地よさをつくることが大切です。
その際に効果的なのは相手を尊重し、相手のペースに合わせた対応となります。
ペースを合わせることで相手をリラックスさせ警戒心をやわらげ、反応への配慮が誠実さや思いやりとして伝わり信頼感を得やすくなります。
そこでまずは、相手の返信スピード・テンション・距離感を合わせるようにしてください。
返信スピード
たとえば、相手が2〜3時間空けて返信してくるなら、こちらも似たテンポに合わせて返信。
ただし、すべておなじペースにするわけではなく、すぐに返信したほうがあきらかにいい場合など、会話の内容によって臨機応変におこなってください。
テンション(ノリ・絵文字の量・話題の深さ)
たとえば、相手がシンプルな文体ならおなじレベルのテンションで言葉や話題をえらぶ。
ただし、単調になりすぎないように要所要所で話題に変化やアクセントを付けるなど、バランス調整をおこなってください。
距離感(踏み込み方・質問の深さ)
相手がまだ日常会話中心で話をするようであれば、恋愛観や過去の恋愛についてなど一歩踏み込んだ話題は一旦避ける。
「昨日話してたカフェ行ってみた?」など、まずは相手の興味に合わせた会話を続け、焦らず少しずつ会話の深度を上げていきましょう。
褒め方に観察力を込める
なぜ褒めに観察力を込めるのかは、言葉に真実味が帯びて自然と、かつ無理なく好意が届くからです。
真実味が帯びる具体的な理由は、ちゃんと見ているので他者とは違う視点での気づきや芯を食った褒め言葉が出てくるため。
また、可愛い・かっこいい・優しいなど一般的な褒め言葉だけでは、社交辞令や軽いイメージを与えるおそれがあったり、ありがた迷惑と思われる以前に好意が伝わらず、やんわり受け流される場合があります。
そこで、観察力を込めた褒め方をするため、以下3つのポイントを踏まえた言葉で相手に伝えてください。
✅ 具体性を持たせる
✅ あなたらしいを加える
✅ 自分の感想も乗せる
たとえば、これらを含ませた褒め方の例として、

注意点として誇張しすぎたり、ことあるごとに褒めるのは不自然で真実味に欠けるので、あくまで自然に、かつタイミングを見計らってほどほどにが重要。
感謝と尊敬をセットで伝える
ありがとうだけでも悪くはありませんが、それだけでは誰にでも言うお礼に聞こえ、恋愛感情を含む好意は伝わらない場合があるかもしれません。
そこで感謝の言葉に加えて尊敬をセットで伝えると、好意をにじませながらも、重さを感じさせずにアプローチすることが可能となります。
感謝の言葉に尊敬をプラスすることで、相手の自己肯定感を自然にくすぐり好印象を抱かれる対象となる。
たとえば、感謝の言葉をピックアップすると、
- ありがとう
- うれしかった
- 助かったetc…
続いて、尊敬が伝わるワードとなるのが
- すごい
- 頼りになる
- あこがれる
- 見習いたい
- 感心したetc…
これらをセットにした具体例をひとつ挙げると、

感謝と尊敬をセットで伝える場合も褒めるときと同様に、誇張や持ち上げすぎは逆に不信感を与えるなど逆効果になる可能性もあるので注意。
ちいさな特別扱いをさりげなく
ちいさな特別扱いをさりげなくするというのは、恋愛の初期段階で距離を詰める、もっともナチュラルかつ効果的なテクニックのひとつです。
まず、グイグイとアピールしない時点で、押し付けや重さは感じさせにくいですよね。
そして、もしかして自分のことを意識しているのかもと、相手が確信はもてないけどと思わせるレベルでのアピールは、無意識に存在が残りやすい傾向があります。
参考として、フレーズの例をひとつ挙げておきます。

重くならずに特別感を出すには、あなただけ感をストレートに言い切らず、匂わせ程度で伝えるのがコツ。
LINE・メッセージは余韻を大事に
LINE・メッセージで余韻を大事にするのは、相手の中にあなたの存在を心地よく残すためのテクニックとなります。
おもに恋愛初期~関係構築のフェーズでは特に効果的です。
なぜ余韻が大事になるのか、その根拠となるのはある出来事の記憶や評価が、その出来事のピーク(感情が最も高ぶった瞬間)とエンド(終わり)の印象で決定される傾向があるから。
これは心理学でピークエンドの法則と呼ばれており、LINE・メッセージなどやり取りの終わり方が、あなたへの印象を大きく左右します。
たとえば次のような会話の終わり方をしてしまうと、ネガティブな印象を与えて進展に支障をきたしてしまうでしょう。
- 長々と会話を続けすぎてだらける
- 匂わせがすぎて狙い過ぎだと警戒される
- 逆に、なにも残さずに終えると印象に残らない
そこで、ポジティブで心地よい余韻を残すためのポイントとなるのは、
✅ 長文過ぎず適度なボリューム
✅「また話そうね」を軽く添える
✅ 相手の反応や話題に触れて終わる
これらを踏まえつつ、具体例をひとつ挙げておきましょう。

こうした余韻を残すことは強制でもなく見返りも求めず、コントロールをしようとしていないので、好意の押し付けにもならず、逆に心理的な余裕や魅力を感じさせます。
以上、お伝えした情報を参考にしていただき、良好な人間関係の構築や恋愛にお役立てください。
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【この記事を書いた人】
出会い業界に15年以上従事し、数多の恋愛・男女関係にまつわるコラムを執筆。
現在はPCMAXの中の人としライター業に勤しむ。
「大人な男女が繰り広げる恋愛の酸いも甘いも噛み分けた私の経験が、ささやかながらお役に立てば幸いです。」