ある恋愛巧者な女性に聞いた「価値観は合うよりも尊重できるかが重要」という話
2024/06/24 恋愛テクニック
この記事を読むのに必要な時間の目安: 約 8 分
私が行きつけにしている飲み屋には、なぜか恋愛経験豊富な常連客が多い。
ある日、ふらっと立ち寄ったときにいた先客の女性もまた同様。
アパレル会社に勤め、なかなかの役職に就いているらしいこの女性(以後、B子さんとする)は、離婚経験が一度。
そして、複数人の日本人以外に外国人男性とも交際歴ありとのこと。
そこでこの日、B子さんとの会話でメインテーマとなったのが、男女間の価値観について。
この記事では、B子さんの自論で特に腑に落ちた、「価値観は合うよりも尊重できるかが重要」という話をみなさんに共有したいとおもいます。
なぜ合うよりも尊重できるかが重要なのか
まずこのテーマの発端は以下の内閣府による調査結果しかり、さまざまな媒体でも取り上げられている、「男女間の進展や関係維持は結局のところ価値観が合うかどうか」について異を唱えたことがきっかけでした。
そりゃ合うに越したことはないけど、自分と違う価値を持つ人といるのも楽しくない?
それは同感。こだわりすぎて視野や可能性を狭めるのはもったいない
あ、価値観合った
それは置いておいて、男と女は価値観が合うかより、違いを許容し尊重できる間柄かどうかのほうが上手くいくよね
性別が違う時点で一致しなくて当然
そもそも同性でも、ましてや家族でさえ多くの価値観が一致する人は稀
たしかに
血のつながってない男女ともなればなおさら違って当然だし、価値観はあくまで個性を示す基準のひとつぐらいに捉えておいたほうがいいよね
男女はヒト、またはホモサピエンスと生物分類上はおなじカテゴリーに属しますが、いきものとしてはまったくの別物です。
こうしたB子さんのような、「別のいきものなのだから違っていて当然マインド」をもっていたほうが、相手を冷静に判断するのには有効だと言えるのかもしれません。
また、違って当然マインドが根底にあると、許容力の高さにも影響します。
合うだけで判断した関係性は意外と脆い
価値観が合う部分や良いところだけしか見ていないと期待値ばかり上がって危険
いわゆる蛙化現象をおこす一番の要因だ
特に結婚となると環境もかなり変わるし生じる責任は非じゃないから、むしろ率先して事前に合わないところや悪い部分を理解しておくべきだよ
さすが。経験による学びだね
違いを許容・尊重しあえる繋がりは強固
付き合う前や結婚する前に価値観の合う合わないを踏まえて、それでもなお関係性を築いていきたいとおもえたら本物
そのとおり
ここで大事なポイント
もしも価値観の違いが生じたときに、“擦り合わせる”のではなく”許容”するって意識をもつこと
どちらも似たような意味じゃない?
全然違う。擦り合わせるって要するに妥協なの
一旦、わかりやすくするため、妥協と許容の違いについて説明しておきます。
妥協 | 許容 |
---|---|
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妥協は自身の軸がブレた状態で相手を認め、許容は軸をブラさずに認めること
このブレはのちに高確率で弊害を生じさせるからね
なるほど
それに妥協って上から目線なイメージを与えるかも
そうね。
それで許容は個の尊重につながって、受容できる幅も広がり強固な関係性を築ける
尊重とは価値あるもの、尊いものとして大切に扱うこと。
受容とは批判や評価をせず、相手の個をありのまま受け入れること。
私自身も根本は価値観に捉われすぎないスタンスであったため、B子さんの自論に共感し腑に落ちたのですが、ここまで読んでいただけたみなさんはどうですか?
たとえば、いままで価値観が合う合わないに捉われすぎて、いくつかのチャンスを逃していたということも無きにしもあらず。
ですので、B子さん的思考を頭の片隅に置いておけば、いままでとは違った流れで人生がうまく回りだすなんてことがあるかもしれません。
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【この記事を書いた人】
出会い業界に15年以上従事し、数多の恋愛・男女関係にまつわるコラムを執筆。
現在はPCMAXの中の人としライター業に勤しむ。
「大人な男女が繰り広げる恋愛の酸いも甘いも噛み分けた私の経験が、ささやかながらお役に立てば幸いです。」